外国人介護人材受入れコラム
ヒューマンライフケア株式会社の「特定技能登録支援事業」では、長年の介護事業での実績を活かし、
介護事業者様の外国人介護人材受入れをサポートしています。
このサイトでは、外国人介護人材の受入れに関連するコラムを随時更新してまいります。
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学習プランのモデルケースを公開!
海外人材の介護福祉士国家試験攻略法とは?

前回のメルマガ(※バックナンバーはこちら)では、介護福祉士国家試験で第38回(令和7年度/2026年1月実施)から導入される「パート合格」制度を、外国人介護士がどう活かせるか?について解説しました。
今回は、パート合格制度を活用した、より具体的な学習プランのモデルケースをご紹介します。
あくまでも一例ですが、貴法人・施設における海外人材の教育・研修計画作成において参考にしていただければ幸いです。
【全体方針】
■到達目標
2年以内に全3パート合格
1年目で1~2パート合格、2年目で残りのパートに合格する
■前提
日本語能力試験:N3レベル
※日常会話は可能だが、専門的な語彙や長文読解は弱い
■強み
介護の実務経験3年
介護過程や基本的な介護技術は実務経験から理解できる
■弱み
制度・法律・医療系専門語彙の理解に時間を要する
【年度別プラン】
1年目:第38回試験(2026年1月実施)
[目標]
■Cパート(20問/介護過程・総合問題)
→合格
■Aパート(60問/介護の基本・社会の理解・生活支援技術ほか)
→基礎固め
[学習計画]
1. 語彙の強化(毎日20~30分)
□専門用語リスト(介護・医療・法律用語)をカード化する
□「日本語+母語+イラスト」で暗記する
2. Cパート対策(1回1時間×週3回)
□事例問題演習 → 根拠に下線を引く練習をする
□職場で体験したり見聞きしたりした事例を、テキストに当てはめる
3. Aパート基礎(1回1時間×週2回)
□「介護の基本」「生活支援技術」から先に進める
□社会保障や制度の単元は、語彙の整理を優先して進める
4. 模試・過去問
□過去問からCパート・Aパートを中心に解答する
□日本語読解スピードを、試験時間を計りながら訓練し速めていく
2年目:第39回試験(2027年1月実施)
[目標]
■Aパート+Bパート合格(全パートクリア)
[学習計画]
1. Aパート仕上げ(週3回)
□法制度・社会保障の条文を「短文要約」で整理する
例)「介護保険法=40歳以上は保険料、65歳以上は給付が中心」など
2. Bパート集中(週3回)
□「からだのしくみ→疾患→介護対応」の流れで関連づける
□図解・フローチャートを多用し、専門用語を「目」で覚える
3. 全パート横断演習(秋以降)
□本試験と同じように、125問を制限時間内に解く
□苦手分野は、科目別にピンポイントで復習する
学習スケジュール(1年目・2年目/週次例)
〇平日
30分×5日
語彙カード+テキスト精読
〇土曜
90分
過去問演習(パート別)
〇日曜
60分
復習+ノート整理
→年間学習時間:約300~350時間 ★十分合格レベルに!
さらに追加サポートとして、以下のような取り組みもぜひお試しください。
●日本語力の強化
介護に関するニュース記事を音読→要約する
●アウトプット
勤務中のケア事例を「アセスメント・計画・実施・評価」でメモ→Cパート対策に
●模試の活用
秋ごろ、市販の模試を受験→弱点科目を最後に復習し克服する
このプランであれば、N3相当の日本語能力で語彙力不足がある状態から、実務経験を強みに2年以内での介護福祉士国家試験合格を十分狙えるでしょう。
また、これまで介護福祉士国家試験に向けて学習を進めてきた方も、改めて全パートを総ざらいし、自分の苦手な分野を改めて認識して克服する時間は、まだ十分にあります。
最後にご紹介した「模擬試験の活用」も、過去問を可能な限り複数年度分、実際の試験と同じ時間内に解く経験を積むことで、試験問題に慣れ、問題文を読み解くスピードを向上させることができます。
ヒューマンライフケアでは、外国人介護人材への日本語学習・介護福祉士国家試験対策など教育・研修についてのご相談を随時承っております。
ヒューマンライフケアではこの秋から取り組める「介護福祉士国家試験対策講座」、模擬試験解答解説・試験対策アドバイスの講座をご用意していますので、ぜひご相談ください!
「介護福祉国家試験対策講座」について、詳しくは↓こちら↓をご覧ください!
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